しつけ教室でできるだけじゃダメ!愛犬のトレーニングを日常で活かしていますか?
みなさんは「愛犬のしつけ」、どんなふうに取り組んでいますか?
一般の飼い主さんの間でもしつけ教室はすっかりおなじみになりましたが、愛犬と良い関係を築いて楽しく生活したいという意識の高い人が増えてきている傾向ということで
とてもよいことだなと思います。
でも、もう一つ踏み込んで・・・ちゃんと日常生活で活用してますか?
レッスンの時間だけ号令に合わせて動くことができるのではもったいない!
日々の暮らしの中で使わなければ、ただの「芸」になってしまいます。
トレーニングの成果は日常で応用して活用してこそ価値があるだと思います。
基本のトレーニングをする意味
とはいえ、しつけ教室で習うような「スワレ」や「まて」「来い」などの基本のトレーニングを繰り返し練習することはとてもいいことです。
犬との主従関係が確固たるものになり、あらゆる問題行動の予防になり、何か問題が起きてしまってからの最も有効な解決法にもなります。
トレーニングの授業で教えてもらう基本の動作は、簡単だけど魔法のツールなのです。
だから復習もしっかりやる必要がありますが、もう一歩踏み込んで日常の中でも応用することでもっとコミュニケーションを深めることができます。
家庭内での応用の場面を作ってみよう
我が家の場合の応用編をご紹介しますね。
お散歩から帰ってくると、足を洗うためにお風呂場に直行するわけですが、暑い季節は水浴びもしたいうちの子。
私としてはお風呂から出て半分濡れた足や体で部屋の中を歩かれると、床がぬれて毛やほこりが張り付いてお掃除が大変なんですよね。
なので、毛が抜ける時期はお風呂に入る前にも、ちょっと軽くクイックルして抜け毛を少し片付けておきたいなと思ったんです。(お散歩前にやればいいんですが・笑)
軽いお掃除が終わるまで、水浴びはお預けして、とりあえずお風呂場で待っててくれると楽だなと。
そこで!
マテを日常に応用してみたんですね。
お風呂で「待ってて」というと立って待ってます。
掃除が終わって「よし!」と解除して、よく褒めてあげます。
そして、お楽しみの水浴びです。これは「ご褒美」になります。
他にもアイデア次第で、いろんな場面で応用できると思います。
飼い主側にも課題がある
こうした応用をする時に、最も大切なコツがあります。
それは失敗させないこと。
欲張って長い時間待たせ過ぎて待ちきれずに動いてしまわないように、最初は短い時間から始めて失敗させないことがとても重要なのです。
まさに、飼い主の裁量が問われるところですね。
失敗させないで学ばせることを専門用語ではエラーレスラーニングと言います。
実は、私も裁量不足で失敗させてしまったことがありました。
まだルールをよく理解していない時に待たせ過ぎてしまい失敗させてしまったのです。
できる範囲の時間を見計らって、成功して褒めてあげられるようにするのが、飼い主側の課題なのです。
愛犬の成長レベルを常に正確に把握しておき、成功に導くことが重要なのです。
愛犬と共にレベルアップしていこう
犬たちは触ってもらったり、褒められたり、飼い主さんの指示を聞いたり・・・
飼い主さんと一緒に何かすることがすごく好きです。
成功体験を積み重ねることによって自信をつけることができ、ますます意欲的になっていきます。
褒めてあげられるように愛犬を導くことを通して飼い主自身も成長していきます。
こうして互いに成長し関係を創りあげていくことができる、それがトレーニングの楽しさで醍醐味だと思います。
皆さんもトレーニングの応用の機会を作って、愛犬とより深い絆を作っていってくださいね!