愛犬が変わるたった一つの方法

あなたが変われば愛犬が変わる。BSKが綴る「飼い主さん矯正マニュアル」

知らないとこの先10年が台無しになる⁈子犬を迎える前にすべき準備

f:id:dogbsk:20170404222011j:plain

 

f:id:dogbsk:20170404161630j:plain 新しく子犬を迎えました! 本格的にしつけを始めるのは 生後何か月くらいから始めるのが良いのでしょうか?(厳しくないしつけ希望です)

 

f:id:dogbsk:20170404161711j:plain 迎えたその日からです!

「やってしまってからの矯正」はとっても難しくなります。

子犬のしつけのコツは・・・

  • 失敗させない
  •  悪いことをしてしまう前に、やらせないように先回りする
  • 迎えたその日から始める

先に「教育方針」を決めておく必要があるということです。

 

f:id:dogbsk:20170404161630j:plain え・・・でも、もう来ちゃいました子犬(;'∀')

 

 

と、ならないように、
これから子犬を迎えようかと思う方はこちらをしっかり読んでおいてくださいね!

 


愛犬を褒めてしつけたい人が増えています

最近では子育てと同じように「褒めて育てたい」という理想を持っている飼い主さんが多いようです。

家庭犬に対しては、昔のように体罰を与えたり、訓練所のようなスパルタ方式のトレーニングをすることは廃れてきている傾向です。

実は褒めてしつけるよりも叱ってしつける方がずっと楽だったんです。
いけないことをダメダメとその場その場で言っていればいいいので、準備も何もいらないからです。威圧感を与えることで犬を服従させることもできます。

でも、犬の性格によっては委縮してしまい、明るさが失われてしまったり、身の危険を感じると突発的に噛みついたりするようになってしまう場合もあります。

プロのドッグトレーナーならいざ知らず、一般家庭では何の指針もなくその時の飼い主の都合によって、いいこと悪いことが変わり、叱られてしまうのでは犬は混乱してしまいます。言葉が通じる人間だって混乱しちゃうのに、子犬ならなおさらです。

できれば褒めてしつけることで良い関係を築けたらいいですよね。

 

褒めてしつけたいなら、まずは叱らずに済む環境作りから

よく「うちの子、物をかじったりイタズラばかりして困るの~」と言っている飼い主さんがいます。

叱らずに育てたいと思うのであれば、イタズラされて困るものは絶対に手の届くところに置かない、しっかり見ておける時間以外にフリーにしないなど、まずは飼い主が叱るシチュエーションを作らない環境作りをしなければいけないのです。

子犬は特に好奇心旺盛で何でも口に入れたりしてしまうもので、手の届くところに置いておきながらイタズラすると叱るというのは、飼い主の身勝手ですよね。

 

叱らないしつけに必要なのは想像力

叱ってしつけるのではなく、よくできたことを褒める犬育てをしたいのであれば、子犬を迎える前に様々なシチュエーションを想定し準備をする必要があります。

トイレの場所はどこにするのか?

寝床はどこにするのか?

ソファに乗るのはOKか?

吠えるのはOKか?

指示するときはどんな言葉で統一するか?

 想像力を最大限にふくらまして、事前にしてはいけないことをしっかりと明確にしてスムーズに誘導できるようにすることです。

失敗させてしまう場面をなるべく減らすことで、褒めるしつけもしやすくなります。

 

子犬選びも、事前シュミレーションが大事

例えば、集合住宅では無駄吠えしない犬に育てたいと希望する人が多いと思います。

吠えるたびに叱るよりも、最初から吠えることをあまりしない子犬を選び、吠えるシチュエーションを作らないようにする方がずっとしつけも楽になります。

  • 子犬選びの時に母犬や周りの犬たちが吠えない環境で生まれ育った子犬、無口タイプの子を選ぶ。
  • 外部の音や様子に警戒しやすくなる場所(玄関先や窓際など外が見渡せる所)にはケージやドッグベッドなどの居場所を置かない。
  • 興奮して声が出るまではしゃぐような遊びを避け、もしも吠えたらその場ですぐに遊ぶのはやめる。

など、無駄吠えしないようにしつけたいという方向性が事前にわかっていれば、子犬選びや吠えないために日常生活で気を付けることも明確になり、してはいけないことをしてしまった後で矯正する事態を避けることができます。

 

どんな子に育ってほしいかを明確にしてから迎えよう

どんな犬に育ってほしいかは、それぞれの家庭によって違います。

広い敷地の戸建で、 愛犬には番犬の役目も果たしてほしいと思うのなら、また想定しておくしつけの指針や子犬選びも変わってきます。

どんな子に育ってほしいかは家族内で違うこともありますので、事前によく話し合って、食い違いであとから教育方針を変更することがないようにすることも大切です。

子犬を迎える前に愛犬とどんな暮らしを望んでいるかを明確にしておくことが、この先およそ10年先の犬との暮らしをより良いものにする基盤となります。

もちろん迎える前の事前準備をいくらやっても、実際には思い通りにはいかないことも起こりえますが、事前にさまざまな状況をイメージトレーニングをしておくことで、比較的スムーズに対応できることもあるかもしれません。