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あなたが変われば愛犬が変わる。BSKが綴る「飼い主さん矯正マニュアル」

皮膚トラブル改善の突破口!「その時、愛犬のおなかで何が起きているか?」を知る

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前回、愛犬の皮膚トラブルにお悩みの方に向けて、皮膚トラブルという「症状」をどう捉えたらいいのか、体の仕組みについてをお伝えしました。

 

dogbsk.hatenablog.com

 

今回は皮膚トラブルと腸の関係についてを理解し、“飼い主さんにできること”のヒントもお伝えします。

 

腸には吸収以外にも様々な機能がある

 

一般的には、口に入れることを体内に取り込むと表現しますが、腸より以前の口・食道・胃などの消化器官は、まだある意味体表のようなもので体の外と同じだという表現があるそうです。

腸から吸収されることで、初めて体内に取り込まれ、取り込まれたものが血液に乗って全身を回って糧となると考えると確かにそうとも言えますね。

 

腸と言えば、栄養を吸収するところという認識を持っていると思いますが、それ以外にも、免疫機能を活性化させたり、脳にドーパミンセロトニンの材料を送ったり、ビタミンを作ったりと、他にもいろいろな働きを独自にしています。

その働きのうちのひとつに「フィルター」の役割があります。

腸は何でも吸収するわけではなく、直接体内に取り込むべきでないものを通さないような仕組みがあり、このフィルターの役割が正常に行われることが健康に生きる秘訣でもあります。

 

タンパク質は体内に吸収されてはいけない

 

前回、ウィルスや細菌類などの異物が体内に入ると白血球が攻撃し、その時に熱を帯び、赤み・かゆみ・痛み・発熱・腫れなどの炎症反応が起こるというお話をしました。

食物に含まれる異物と言えば、ウィルスや細菌類、寄生虫などが主なイメージだと思います。

 

でも、タンパク質が多く含まれる食品は食物アレルギーの原因になるという話を聞いたことはありませんか?

お肉や卵、小麦粉、大豆・・・これらの食物に含まれるタンパク質が異物扱いになってしまうのはなぜでしょうか?

実はタンパク質は、体を作るために絶対に必要な栄養素ですが、体内にそのまま吸収されてはいけない栄養素なのです。

もしも吸収されるようなことがあると免疫物質による攻撃の対象になり、アレルギーの原因になってしまうのです。

 

図解 タンパク質が体を作る元となる栄養素になるまで

 

タンパク質は、アミノ酸が鎖のようにいくつもつながって集まってできています。

体内から分泌される酵素によって、つながってる鎖が切られアミノ酸に分解されます。

 

【図1】

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腸壁のフィルターの目の大きさに比べ、タンパク質は大きすぎて吸収できないようになっています【図2】。分解されアミノ酸の状態になって初めて吸収され、その後タンパク質に再編際して体で使われるのです。

 

【図2】

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腸が栄養を吸収するフィルターの穴は、異物が体内に侵入しないようにすごく小さくなっています。ウィルスなど小さな異物が侵入してくると、体内(血管の血液中)の白血球の攻撃の対象となります。

健康な体はこのように機能しています。

 

腸の状態が悪いとタンパク質も吸収してしまう

 

さて、こうした機能を理解した上で、アレルギー反応が起きてしまうのはなぜかを考えると少しわかりやすくなります。

 

腸の状態が悪い=腸壁が荒れた状態になると、フィルターの網目が広がっている状態になってしまい、食物に含まれるタンパク質が、アミノ酸に分解されてない状態で吸収されてしまうのです。

 

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すると、白血球の免疫システム(IgE)が「異物が体内に侵入した!」と大騒ぎして攻撃を仕掛けます。

免疫物質が何かを攻撃しているときには熱を帯びて赤くなる、腫れる、痛みがあるなどの炎症反応が起こり、その異物の燃えカスは皮膚からも排出されその時にもかゆみなどが起こります。

アレルギーやアトピーと診断されたとき、おなかの中ではこんなことが起こっている可能性があるのです。

 

皮膚トラブルの改善は腸の健康を取り戻すことから

 

今回のお話は、食養の知識が豊富な獣医さんから伺ったお話を参考に、体の仕組みを簡略化してお伝えしました。

アレルギー検査をすると、チキンがダメ、ビーフがダメ、小麦がダメなど、いろいろな食材が原因として挙がってきて不安になってしまうことがあると思いますが、取り組みの一つとして「愛犬の腸の状態の改善」に取り組むことで道が開けるかもしれません。

もちろん皮膚トラブルはもっと複雑な要因が絡み合っていますが、腸の状態をよくすることは体全体の健康にも役立つため、腸の状態の改善に取り組む姿勢は大切だと思います。

 

腸の荒れは、目に見えて下痢などの症状が起きていなくても水面下で進んでいることもあります。

腸を酷使することが一つの原因になっていますので、腸を休ませることが最大の対策です。

オヤツなどの間食、食べ過ぎなど、胃腸を酷使する食生活をしていませんか?

愛犬の食生活を見直してみることが改善への足掛かりになるかもしれません。

 

 

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