ドッグフードはローテーションした方がいいですか?
お客様から頂くメッセージの中に、 「フードはローテーションをした方がいいと聞いたので、・・・」と、 たまに書いてあることがあります。
ネット上でドッグフードはローテーションした方がいいと書いてあるのをたまに目にすることがありますので、そういうのを見たら気になってしまうのもわかるような気がします。
でも、結論から言いますと、 良質なフードを与えているのであればローテーションする必要は特にないと BSKでは考えております。
ドッグフードはローテーションした方がいい2つの理由
まず、ローテーションした方がいいという言い分には2タイプあるようです。
①ローテーションしないと体に良くないなど健康に関する問題
②ローテーションした方が飽きないという嗜好性の問題
どちらかというと、皆さんが気になるのは、①の同じものを食べさせるとよくないから ローテーションした方がいいという話の方だと思います。
この理由としては、
・ドッグフードはどんなものを使っているかわからないので ローテーションしてリスク分散したほうがよい
・同じものを食べ続けているとアレルギーになるからローテーションした方がいい
というような意見のようです。
でも、これらの話は本当なのでしょうか?
リスク分散は本末転倒
まず、ドッグフードはどんなものを使っているかわからないので ローテーションして危険分散したほうがよいという話についてです。
ネット上で広まっているドッグフードにまつわる黒い噂話、原材料はあまり良いものが使われていないとか、危険な添加物や保存料が含まれているとか、そういう品質への不安を抱いている人たちがそのような考えに至ったのではないかと思われます。
でもこれは、すべてのドッグフードに言えることではありません。
危険分散しなくていいと思える良質なフードを探してあげてくださいよ・・・という話です。
いまだに「なぜこの価格で作れるの?」というような、安価なフードも存在していますが、私たちのオリジナルのBSKフードに限らず、品質重視で製造しているフードも増えてきています。
多少お値段が高めでも、自分が納得できるコンセプトのところを見つけることで不安を解消することができると思います。
お値段高めと言っても、小型犬に与えるくらいであれば、毎月の外食を1、2回減らす程度で一か月分のフードが購入できるはず。
犬と暮らすと決めたからには、愛犬の健康のためにもそのくらいの出費は覚悟してほしいなと思います。
同じものを食べているとアレルギーになるのは本当?
同じものを食べ続けているとアレルギーになるからローテーションした方がいいという話についても、因果関係がはっきりしていない噂話の域であまり信憑性がある話とは言えません。
そもそも、自然界で生きている動物は、 自分の脚で移動できる範囲のものを食べていて、同じようなものを食べる機会も多いはずですが それで食物アレルギーになってしまう話はあまり聞いた事がありません。
なので、同じものを食べているからというよりも、やはり品質の問題や、その他の健康面での要因が関係してくると思います。
食物アレルギーかと思ったら実は違った例
アレルギーについては、実はこんなことがよくあります。
「うちの子はチキンのフードが合わないんです。食べると痒くなってしまうようで」という方が、 試しにBSKフード のチキンを与えてみたらなんともなかったということ。
また、今まで与えていたドッグフードのチキンはどれもダメだったのに、 実際の新鮮で良質なお肉で与えたらなら大丈夫だったということもあります。
この場合、お肉そのもののアレルギーではなく、 肉に残留する化学飼料やホルモン剤の影響や、フードの原材料の質や製法、含有物などが原因で、それらを排泄しようとする働きによって、皮膚トラブルなどが起こっていることが考えられます。
不快な症状ではありますが、正常に体の仕組みが働いているからこそ症状が出せるわけなので、いたって健康である証でもあります。
なので、症状を問題視するよりも、体内になるべく不要なものを入れないことが対応策となります。
また、うちの子は○○アレルギーと食事制限をしているワンちゃんの中には、 実は食材ではなく、腸の荒れから起こる生体反応によって症状が出ている可能性もあります。
胃腸を整えることによってアトピーがよくなるという話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、その仕組みについてはこちらの記事もぜひ読んでみてください。
このように、アレルギーになるからローテーションした方がいいというのは、必ずしも明確な因果関係があることとは言えず、正しい情報とは言えません。
ドッグフードに不安があるなら手作り食がいい
もしもドッグフードの品質やアレルギーに不安があるのであれば、いっそのことドッグフードはやめて手作りにするというのも解決法のひとつです。
安心して与えられないものが多いからリスク分散した方がよいと思ってしまう背景には、犬にはドッグフードしか与えちゃダメと思っている人が多いということも挙げられると思います。
でも、リスク分散せざるを得ないような加工品を与え続けるよりも 家族のゴハンを作るついでに手作りにしたほうがずっと安心ですし、アレルギーの疑いがある食材を抜くことも手作りなら容易にできます。
手作り食の本もたくさん出版されていて、簡単な基本を押さえるだけで楽しく取り組むことができます。
手作り食は水分摂取量が、ドライドッグフードに比べて格段に高いので、排泄力も高まって健康にも役立つので、BSKでも手作り食は推奨していて、BSKフードとうまく組み合わせて併用している人もたくさんいらっしゃいます。
こちらも参考に。
ローテーションの心配がないフードをお探しならBSKフード
BSKフードは今の製造工場でこのレシピになってからもう10年以上たち、生まれてからずっとBSKフードで育ったという犬たちがたくさんいます。
BSKフードは、私たち人間が食べる食材と同じレベルで、生産者がわかる良質な国産食材を使っています。
製造元は人間の食品加工工場なので、BSKの犬の生態や栄養の知識と、食品加工の専門知識とが融合されて作られています。
大きな特徴は、油で揚げないロースト製法なので、余剰の油分による影響も最小限なところです。
水に浸すとブヨブヨと膨らむ一般的なフードとは違い、ドロドロさらさらとまるっきり液体になっていくので、消化吸収に優れた製法です。
製造工場からBSKまで20km程度で、在庫も多く持たないため、輸入フードや一般的な店舗販売に比べて、格段に新鮮なうちに与えることができます。
特に意図したわけではないのですが、食材の風味が感じられるのとサクサクした食感が犬たちにも好まれるようで、フードを食べなくて困っている飼い主さんからもたくさんの喜びの声をいただいています。
フードに飽きてしまうからローテーションをせざるを得ないという意見の解決にも役立つかもしれません。
本当に健康的で良質なフードをお探しの方はぜひ一度お試しください。
でも、フードに飽きてしまう事は仕方がないことかもしれません。
少し柔軟に考える必要がある場合も。
愛犬を健康に育てるためには、食事だけでなく、運動や生活環境、 飼い主さんとのコミュニケーションの質を高めるなども大切です。
愛犬の健康作りに関心がある方はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。