愛犬が変わるたった一つの方法

あなたが変われば愛犬が変わる。BSKが綴る「飼い主さん矯正マニュアル」

【愛犬のしつけ】日常で使える「スワレ」の教え方2つのポイント

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あなたの愛犬はスワレはできますか?

ほとんどのご家庭で「おすわり」くらいは教えていると思いますが、芸ではなく日常で機能するように教えている人は意外と少ないかもしれません。

そこで、今回は基本中の基本「スワレ」の正しい教え方のポイントをお伝えします。

 

愛犬のしつけと芸との違い

日常で機能するというのは、普段一緒に生活していてお行儀よくしてくれたら助かる場面で使うということです。

例えば散歩から帰ってきて、足ふき用のぞうきんを取りに行く間、玄関先で座って待っていてほしいなど、座って待っていてくれたら助かる時に「スワレ」で待たせるなど、本当の意味でのしつけで活用していますか?

一方、芸のおすわりは、おやつを見せて「おすわり!お手!おかわり!」など特に用があるわけでもなく、ただおすわりをさせることです。

愛犬との日常生活の中で使うことがないのであれば、しつけ教室で習うスワレも芸でしかありません。

せっかくできるようになったならどんどん活用したいものですね!

 

スワレを教える時の3つのポイント

犬は集中している時には、だいたい3回くらい繰り返すと 言葉と動きの関連性に気づき、ほとんどの場合5回もやれば簡単なコマンドは覚えられます。

ポイントをおさえてわかりやすく教えてあげましょう。

ポイント① コマンド→解除をセットにする

基本の「スワレ」は、スワレと指示を出したら「よし」と解除するところまでがセットです。

お行儀よくしっかりいうことを聞かせるためには、解除するところまでをしっかり行うことがコツです。

家庭ではここがルーズになりがちで、日常で使えるしつけになっていないケースが多いようです。

ポイント② 失敗させない

どんなしつけのにも共通することは「失敗させないこと」です。

最初は2秒くらいで解除するくらいから始めて、徐々に時間は長くしていきますが、この時、絶対に失敗しない時間にしましょう。

待っていれば必ずいつか「よし」と言ってもらえることが十分理解できる前に、欲張って長い時間待たせてしまうと、よしと言われるまで待つことを関連付けられなくなり、なかなか覚えることができません。

 愛犬がお利口にふるまえるかどうかは、常に飼い主さんのさじ加減にかかっています。

ポイント③ 必ず報酬がある

動物の行動のパターンには規則性があり、行動が増え意欲が増すのは「行動したら何か良いことがあると行動が増える」というパターンです。

これを上手にトレーニングに取り入れましょう。

指示を出す→行動する→報酬(良いことがある)ということを繰り返すことで、よい印象が刻まれて意欲的になります。

報酬(ご褒美)はおやつ等食べ物が一番わかりやすく、しつけ教室でも使われることが多いですが、例えば人間ならお腹がいっぱいで眠い時は食べ物を出されるより布団を出してくれた方が嬉しいというように、犬はオヤツを欲しがるものと決めつけてしまう必要はないと思います。

BSKではご褒美にはおやつは使わず、より分かりやすいやり取りができ、触れ合いながらコミュニケーションが取れる「褒める」や「一緒に遊ぶ」などで信頼関係を築くことをお伝えしています。

愛犬と共に取り組み信頼関係を築く

「必ず成功させて、必ず褒めてあげる」ということが 飼い主さんにとっての目標であり、ゲームで言えばルールです。

愛犬のしつけは、犬にやらせるだけでなく、 一緒に取り組む姿勢を持つのが本来のあり方です。

一緒に楽しみながら、ステップアップしていくことで信頼関係が築いていきましょう。