愛犬が変わるたった一つの方法

あなたが変われば愛犬が変わる。BSKが綴る「飼い主さん矯正マニュアル」

「他の犬と仲良く遊べない」よりも社会化ができていない犬はこういうタイプ!

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あなたの愛犬は大丈夫?犬の社会化

「犬の社会化ができているかが大事」という情報を聞き、公園やドッグランなどで他の犬と仲良く遊べないことに真剣に悩む飼い主さんがいます。

小さいころに他の犬と接しなかったからだろうか?などいろいろ考えてしまって、他の犬と楽しそうに遊んでいる子が羨ましく思ってしまい、どうにか犬に慣れさせようとするけれどうまく行かなくて悩んでしまうようです。

でも、そんな場合であっても、飼い主さんと愛犬との関係性には問題ない、ちゃんということが聞けるということなら何も悩むことはありません。

なぜなら、人と暮らす飼い犬にとって本当の意味で社会化とは、むしろ飼い主との関係性の方が重要だからです。

犬の社会化とは人間との暮らしに順応しているかということ

犬の社会化というと、たいていの場合「犬同士が仲良くできるか」というところばかりがフォーカスされがちです。 

例えば、他の犬と遊べないことに真剣に悩む人はいても、他の犬と遊んでいて戻ってこない愛犬に悩む人はあまりいません。

でも本当は、家族の一員として家庭の中で人間と良い関係を築く事ができるか、人間との暮らしに順応できるかの方がはるかにずっと大切なことで、他の犬と問題なく振舞えるかは優先順位的にはその後です。

そう考えると、人と暮らす飼い犬にとって本当の意味で社会化ができているとは、飼い主に呼ばれたらどんなことよりも最優先で飼い主の元に戻ることではないでしょうか。

 

犬の群れで見られる社会化

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BSKの袴田オーナーは以前、およそ300坪の広い犬舎の敷地内で、多い時には10頭以上の愛犬たちが群れを作るようにして過ごしているのを見てきたという貴重な経験をしています。

群れで暮らす犬たちはリーダー的存在の犬を筆頭に序列があるという社会化(関係性)が見られたそうです。

それと照らし合わせると、一般家庭において飼い主家族と愛犬はひとつの群れのような感覚ですから、リーダーである飼い主が呼んでも言うことを聞かないというのは、ある意味、社会化が十分ではないと言えるのではないでしょうか?

 

他の犬との社会化よりも飼い主との関係性を重視しよう

犬の社会化を促すことを名目にしたパピーパーティーもあちこちで開催されていますが、一般的に新しい飼い主さんの手元にやってくる生後60日以降は、犬同士の社会化、犬同士のマナーをあらためて教える必要はありません。

子犬の社会化時期について

dogbsk.hatenablog.com

 

同世代の子犬同士がじゃれ合っている姿を見るのは、本当にかわいらしく楽しいものですが、一般的に新しい飼い主さんの手元にやってくる生後60日以降の幼い時期に一番優先的に刷り込むように教える必要があるのは、犬同士の遊びの楽しさではなく、人との遊びの楽しさです。

飼い主に呼ばれたらどんなことよりも最優先で飼い主の元に戻ることができるか?

これが本当の意味での社会化なので、もしパピーパーティーに参加するようなら、主旨を思い違いすることなく、飼い主さんとの絆の確認の場にするために活用するようにしてはいかがでしょうか。

すでに愛犬が成犬である場合も、少し思い違いをしているところがあるようでしたら、これを機会に愛犬との関係性を見直してみてくださいね。