愛犬の悩み解決法 こころ編② 心配するなら良い「気」を配ろう
前回は愛犬の悩み、特にフードを食べないことを例に挙げて、問題解決の糸口として、自分が抱くある種の理想を手放してみることについてお話しました。
では「気持ち」の面について、もう少し詳しいお話をしますね。
色々試してみたのになかなかうまく行かない時には「自分がどんな気持ちでいるか」が影響を与えていることが多いです。
悩みを抱えている時のエネルギー状態
「また食べてくれなかったなぁ~」と、ため息交じりで愛犬を見つめた時、あなたは愛犬や自分自身の足りない面に目を向けている状態ではないですか?
この時、「今のままのあなたは不足している、ダメな状態」という否定的な✖(バツ)の気持ち(負のマイナスエネルギー)を生んでしまっているのです。
そんな想いにどっぷり浸ったドッグフードにも✖のエネルギーが振りかかっているかもしれません。
こうしたマイナスエネルギーは、やる気や元気や覇気や生気を奪ってしまうのです。
気力が失われれば、食欲も失せるし、集中力も続かないし、前向きに継続する力も減ります。✖エネルギーの振りかかったフードはおいしさも半減でしょう。
食事を前にした時の愛犬の様子を見てみてください。
もしかして、ぼーっとした感じで覇気がなく、食べる気配がなかったりしませんか?
たとえ愛する愛犬のためにと一生懸命頑張っていても、できないことばかりに目を向けていれば、愛犬に✖エネルギーを注ぎ続け、愛犬の気力、自分自身の気力をも奪ってしまうのです。
すでにある豊かさに目を向けるとどうなる?
逆に、愛犬がすでによくできている面など今のありのままに目を向けて認めている時や、悩みを忘れて一緒に楽しく遊んでいるときなどは、〇(マル)のエネルギーが生まれています。
悩みを抱えている飼い主さんは、どうしても問題に意識が向きがちになるので、〇(マル)のエネルギーも少なくなりがちですから、抱えている問題や悩みから少し意識をそらすことが必要なのです。
ちょっと我が家に愛犬がやってきた時からのことを思い出してみてください。
元気で明るい性格に育ったことや、今なら上手にできるようになったこと、今の健康、一緒に暮らせることへの感謝や幸せな気持ち。
こうしたエピソードって想像しただけでちょっと力が湧いてきませんか?
もし少し力が湧くことができたと感じることができたらなら、意識的にそのような時間を設けるなどして〇(マル)のエネルギーを増やすよう心がけてみるとよいと思います。
このとき、無理にポジティブに捉えようとはしなくて構いません。自分の心を捻じ曲げて欺くようなことはせず、まずはありのままを自然に認め受け入れられるところにだけ目を向けて尊重するので十分です。
〇のエネルギーが湧くような愛犬とのエピソードを紙に書き出して、そして時折眺めてみるのもおすすめです。
〇は受け入れる、✖は受け入れ拒否とも言い表すことができ、〇のエネルギーは、いわば豊かさ・愛のエネルギーなのです。
その紙に書かれたことは愛のエネルギーに満ちていて、それを読んだあなたをとても元気にし、気持ちを前向きにさせてくれると思います。
気分転換はとても大事なこと
他にも体を動かすことも気の停滞を防ぐことに効果があります。
ただ同じ部屋で同じ時を過ごすだけではなく、毎日少しでもいいから一緒にボールやおもちゃで遊ぶなど、体を使って純粋に楽しい気持ちを共有することに意識を向けるのもいいですね。
こうしたことは決して単なる現実逃避ではなく、✖に傾きがちで行き詰った時の気分転換(エネルギーチェンジ)としてとても大切で必要なことなのです。
問題以外にも心を配ることの大切さ
〇の愛のエネルギーの不足は、飼い主の気を引こうとして起こるさまざまな問題行動、もちろんフードを食べないことにも影響を与えます。
飼い主さんの気持ちの持ちようは愛犬のトレーニングの出来栄えにも大きく反映されることはよく言われていますが、こうした日々の悩みにもとても関係が深いものなのです。
子どもや動物たちは特に、こうした気持ちや直接的なエネルギーの触れあいなど、目には見えないものに大人以上にとても敏感なようですから、人間の親子関係や子育てにも通じるところがあると思います。
本当に相手のためによくなってほしいと思うのであれば、不安な気持ちではなく、愛のエネルギーがこもった気持ちをたくさん配って力を与えてあげたいですね。
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必見!今回のこの記事を読んだ飼い主さんから、嬉しい感想をいただきました!
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