【保存版】どんなフードにも当てはまる!愛犬にぴったりな給与量の決め方のコツ
あなたの愛犬にぴったりな給与量はフードの袋には書いてありません
まずはこのことを前提に、今回は愛犬の健康美から考える給与量という視点をお伝えしたいと思います。
給与量の勘違いしていませんか
適切な栄養が摂れる量を計算してあるのが給与量だと思っている方も多いと思います。
確かに様々なデータをもとに導き出された数字ではありますが、その日によって活動量が変化する生身の生き物に対して、すべてに当てはまる給与量の計算式は残念ながらありません。
私たち人間の話に例えるとわかりやすいですが、同じ体重の人が同じ食事量を摂って同じ結果になるとは限らないことは、皆が当たり前に理解していることと思います。
仕事で動き回った日と連休で毎日ゴロゴロしていただけの時と同じ量を食べていたら太ってしまうこともありますし、同じ体重の人でもいくら食べても太らない・何を食べても太るなど体質(代謝量)の違いもありますし、脂肪よりも筋肉の方が重いので体重だけでベストなプロポーションかを測ることもできません。
このようなことから、袋に書いてある給与量をピッタリ量って与え続けることが愛犬の健康維持に最適とは限らないということが言えると思います。
給与量をどう捉えたらいいのか
では記載された給与量がまったくの無駄で何の参考にもならないのでしょうか?
そんなことはありません。
まったく目安がなければちょうどいい量を見つけることはとても難しくなってしまいます。
「給与量はそのフードを最初に与える時の目安量」と捉えると、そこから我が家の愛犬にぴったりの量を調整して決めていくための指針となります。
痩せていればよいわけではない
人間もダイエットの話題は絶えませんが、余計な脂肪がなくなったとしても筋肉が減って体重が落ちているのでは理想の体型には近づいていきませんし健康的とはいえません。
日本人の女性はとにかく細いことを理想とする傾向にありますが、本来は適度な筋肉、歪みのない骨格、ハリのある肉質、内面の輝き、そしてその人らしく生きている様などを健康的で美しいと感じるのではないでしょうか?
愛犬の健康美を考える際にも「痩せている=美しい・健康」という考えを少し見直してみてはいかがでしょうか。
ベスト体重よりも総合美を目指す
犬は人間よりもずっと走ることに特化した体を持っていますので、その本来の姿が活きた状態であることが望ましいと言えます。
健康維持を望むのであれば、まずは目標とすべきベストな姿という視点を持つことが大切です。
するとその理想を叶えるためにはフードの量や体重の増減をチェックすることだけでは十分でないことが理解できると思います。
理想的な体型の目安
上から見て程よくくびれがある体型で、触った感じは程よく筋肉がついてハリがあります。筋肉によりしっかり骨が支えられ、活き活きとしっかりした立ち姿となって現れます。
理想体型を実現するために必要なこと
健康美を作るという視点を持つと、もっとトータルな健康管理が必要だということがわかります。
- 上から見た時のくびれや、あばら骨に当たる感触や肉質の感じなどを、毎日の手入れやふれあいの中でチェックすることを習慣づける。
- 栄養がしっかり体に行き届くように高い栄養価であることだけでなく消化吸収に配慮した食生活やケアを心がける
- 運動により血行をよくして栄養を隅々の細胞にまで行き渡らせる。
- 散歩中の運動量や質などを工夫し骨を支えるために必要な筋肉をつける。
- 心の健康にも配慮し共にトレーニングを楽しむなど信頼関係を深め、適切なストレスケアを心がける
本来健康管理というのは、体重が増えたから食事量を減らすという単純なものではありません。
たとえばしっかり運動をして筋肉がつき、それで体重が増えたのであれば食事量を減らす必要はありません。
給与量は変えていい
計量すること自体は日々の変化に気づきやすくなるので悪いことではありませんが、ずっと同じ量を与え続けることが正解というわけではありません。
季節によって食欲が変わったり、年齢によって運動量や代謝が変化して必要な食事量が変わることももちろんあります。
そのためいつも今の愛犬にちょうどいい量を意識して必要に応じて変化させる意識を持ちましょう。
適量の判断の仕方 2つのポイント
- ウンチの状態をチェック
特に新しくフードを試す場合は、消化吸収能力とのバランスがベストであるかという視点で給与量の微調整をしていきますので、まずは便の状態で給与量の調整をします。
その時の消化能力を超える量を食べてしまうとウンチが緩くなってしまいます。その場合は給与量を減らして無理のない量を与えます。 - 給与量を見直す
はじめのうちは1~2週間後に体型・体重の変化をチェックし、ベスト体型のために必要な給与量を見直してみます。
その後もこまめに触った感じの変化をチェックしつつ、月に一度は体重や運動量や質、気温の変化や食欲などを考慮して給与量の見直しをすることをおすすめします。
完全に太ってしまってからダイエットするよりも大きく変わる前に対処すれば改善もしやすいです。
大切なことは愛犬を見ること
今回は、目指すものを明確にしてそのために必要なことは何かという視点で健康作りをすることについてお伝えしました。
大切なのは今より体重を減らすことでも増やすことでもなく健康であることです。
理想的な運動習慣と食事を実現して愛犬のトータルな健康美を目指してみてください。
BSKでは健康作りの4つの柱として次の4つをあげて「BSK流健康の4つの柱」と提唱し、すべてのサービスはこの4つの理念に沿って提供しています。
- よい食事
- 十分な運動
- 自然とのふれあい
- 家族の絆
より詳しく知りたい方は 実店舗ブラックストリームケンネルのHPもご参照ください。
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