愛犬が変わるたった一つの方法

あなたが変われば愛犬が変わる。BSKが綴る「飼い主さん矯正マニュアル」

【質問】仔犬の拾い食い、どうしたら回避できますか?

f:id:dogbsk:20170831120747j:plain

 

f:id:dogbsk:20170404161630j:plain我が家の子犬がお散歩デビューしましたが、何でも食べようと口に入れてしまいます。

散歩中に小石を食べてしまうのをやめさせるには どうすればよいでしょうか?

 

f:id:dogbsk:20170404161711j:plain興味を持ちそうなものを、子犬より先にあなたが見つけてください!

 

散歩の時には常に子犬をよく見て、 どんなものに関心を持ってそばに行こうとするかを覚えて 先に発見するようにしましょう。

本当にこればかりは飼い主さんが気をつけるしかないのです。

ボヤーっと散歩していたんではダメですよ!

常に子犬の状態と、周りに危険がないかに集中。

一時も目を離さないつもりで見守りましょう。

 お散歩デビューの前にしておくべきこと

 

なるべく危険なものがありそうなところの近くを通らないように気を付けるのが一番ではありますが、 とはいえ、仔犬の興味の範囲は驚くほど広く、え~こんなものも!?というものに興味を示す場合もあります。

 

近づこうとした時にはつい、「ダメ!」とか「NO!」と言ってしまいがちですが、確かにこれは効果があることも多いので一般的にいたずらを止めさせたい時によく使われます。

しかし、自分が興味を持つものを逐一禁止されて我慢させられることが続くというのはあまり良い心理状態とは言えません。

子犬の健全な好奇心をつぶして委縮しがちな性質に育ってしまう事もあります。

 

一番ベストなのは、

名前を呼ぶ・リードを軽くチョンと引くなどし注意を自分に向けて「来い」と声をかける→来たらご褒美(褒める・一緒に走ってあげる・ちょっとおもちゃ等でじゃれてあげるなど)

というようにイタズラに対して禁止をするのではなく、もっと楽しいことを提供すること。

お散歩デビューの事前準備として、室内でのトレーニングは危険回避のためにもとても大切です。

 

dogbsk.hatenablog.com

 

とはいえ、仔犬の興味は未知数なのでその余裕がないことも多く想定できますし、飼い主さん自身も新米ですからすべてが最初からうまくできるとは限りません。

リードでつないでいる時なら注意を怠らなければ回避できると思いますので、とにかく少しずつでも「何より飼い主さんが一番面白くて信頼できる!」 と思ってもらえることを目指しましょう。

仔犬がなんでも興味を持つことは避けられない

お散歩デビューしたばかりの頃は、 見るものすべてが楽しくてしょうがないんだと思います。

全部が遊び道具に見えるようなワクワクな時期なんでしょうね。   

成長期の子犬の頃は、特にたくさんの情報をインプットしたい時期です。

小石に限らず、落ち葉や虫、ゴミ、タバコの吸い殻など しばらくは何にでも興味を持つと思ったほうがいいです。

そのため、誤飲などには十分気をつけなければいけない時期なのですが、すべてに興味をなくさせるというのは不可能なのです。

犬は調べずにはいられない生き物

というのも、犬は何か落ちていたり目立つもののところには、 ほぼ反射的に調べに行くものなのです。

もともと縄張りで暮らす動物なので、見まわって調べることはとても重要なことです。

犬は人のように手で触ったりすることはできませんから、 ニオイを嗅いだり、口でくわえてみたりしながら感触を確かめたりして物を認識します。

 

成犬になるといろいろと経験値が増えて、まずはニオイを嗅いでから、となるのですが、 子犬の頃は好奇心から、口が先になってしまうことが多いようです。

人間の赤ちゃんが、なんでも口に入れちゃって大変なのとよく似ていますよね。

 

たとえ 成犬になっても、調べたがりの犬の習性は基本的には変わりません。

ニオイを嗅いで食べ物だと認識すれば、 拾い食いをしてしまうこともあるかもしれません。

 

 やはりお散歩中の飼い主さんは、 常に危険がないかという意識を持って気をつけてあげる必要があります。

興味を引くものも成長と共に変化する

新米飼い主さんなら「いつまでこんな感じなのかなぁ、ずっとこんなだったらどうしよう」と不安になってしまうかもしれませんが、犬たちも、やはり成長と共に分別がつくようになっていくようです。

私(BSKスタッフ)の愛犬は、初めて公園に行った時に、すごい勢いで地面の砂砂利を舐めたので、ビックリしました。

まさかの小石どころか砂砂利です。

先が思いやられ、用心してしばらく公園には行かなかったのですが、 次に行った時には関心がなくなっていました。

石や砂への関心は、たいてい最初の頃だけのようで経験値が上がってくると自然に興味が薄れるようです。

子犬がなんでも口に入れるのは成長過程における好奇心の場合がほとんど。

こちらが注意さえしていればおそらくおさまってくると思いますのでしばらく様子を見るのがいいように思います。

その間、明らかにゴミの多いところは避け、愛犬の様子を常に見守ることに飼い主さんが慣れるようにしていくのがいいと思います。

好奇心旺盛の子は頭がいい

仔犬の好奇心には個体差があるようです。

好奇心が旺盛な子は、自分の力でいろいろやってみようという気持ちが強いので、 とても頭がいい子が多いです!

飲み込みも早いので、トレーニングもかなりよくできるようになります。

素晴らしい資質がありますので、宝の持ち腐れになってしまわないようにいろいろ教えてあげるといいですね。

飼い主さんもトレーニング法を学んで一緒に取り組んだら、 きっとますます犬との生活が楽しくなりますよ!