愛犬が変わるたった一つの方法

あなたが変われば愛犬が変わる。BSKが綴る「飼い主さん矯正マニュアル」

ほとんど知られていない『決定的な犬の社会化期』はいつ?

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子犬の社会化について、以前BSKの袴田オーナーが以前こんなことを書いていました。

犬を育てるうえで重要な事が 「社会化」「良い環境」「発育初期の扱い方」なんですね。

決定的な社会化期があって、それが生後50日前後なんです。
この時期に いかに人間に、環境に慣れさせるかが大事。

子犬を迎えたら、名前を呼んで足元に来たら褒める事を 遊び感覚でしてみてください。 愛犬を感情的になつかせ、躾のしやすい犬に育ちますよ。

 

犬の社会化は生後60日では遅い?!

 

一般的には「生後60日以降の子犬を迎えるのがいい」といわれています。

しかし、袴田オーナーは『決定的に人間が大好きな子にするために最適な時期ということで考えると、 生後60日以降ではちょっと遅い』といいます。

本当は、生後50日位の純真無垢な時期に、 新しい家族の元で環境に慣らし、 家族みんなで正しく接して、 しっかり呼びの練習をすると、 人間大好きなとてもしつけやすいいい子に育つのだそうです。

ただ、残念ながら一般的にはそんな幼い子は譲ってはもらえません。

なので、いかに生まれたところで 人がしっかり接してあげているかが重要になってきます。

 

生後3か月までは親兄弟犬と共に過ごすべき?

 

ブリーダーの中には「生後3ヶ月までは譲らない」としているところが多いようです。体力がついてからの方が良いなど様々な理由があるとは思いますが、主な理由が、親兄弟犬と一緒に過ごさせ犬同士の社会化を促すためということだけなら、それは少し違います。

犬同士の関係性は本能的に身に付いているもので、仔犬が自分以外の存在に気付き、関心を持つようになり、兄弟犬たちとじゃれ合いながら犬同士の社会で犬としての在り様を学ぶのはもっとずっと幼い時期です。

これから生涯人間家族の中で暮らすのであれば、生後50日前後の柔軟な『決定的な社会化期』には犬同士の関係性よりも人間との暮らしやルールに馴染ませることの方がずっと大切です。

新しい家族に引き渡すまで間、いかに犬まかせにせず、ブリーダー自身が人間大好きな仔犬になるようにしっかり接してくれているかがとても重要なのです。

 

仔犬を迎えたら、とにかく徹底的に呼び戻しのしつけを!

でも、ペットショップから購入したり、保護犬を譲り受けたりした場合は特に、生後50日頃の社会化時期に「人に呼ばれて、行くととても嬉しくて楽しくなる」という経験が少ない場合が多いです。

その場合は家族に迎えたその日から、他のことに好奇心が出てくる前に、 とにかく呼んだら来る、褒めるを繰り返して飼い主さんが大好きな子に育ててあげましょう。

 

 

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ブラックストリームケンネルの袴田オーナーには自らの経験からの独自の持論がたくさんあり、 一般的に言われている事とはちょっと違うメッセージを発していることもあります。

でも、人となりをご存知の方はウンウンとうなずくと思いますが、 袴田オーナーはとんでもなく凝り性で研究熱心。

かつて20年以上もの間、 フラットコーテッドレトリーバーとM・ダックスのブリーディングに 取り組んでいた経験があり、真剣に生涯健康で家族を幸せにするような良い犬を創りあげることを追い求め、 全てを見つめてきた経験をふまえての袴田オーナーの話は、ネット上に氾濫する素人知識や、雑誌の編集者の聞きかじりの知識などの机上の理論とはまるで深みが違います。

 

東京駒沢にある実店舗ブラックストリームケンネルでは、そんな袴田オーナーの『他では聞けない興味深いお話』が聞けるとあって、何度もついつい足を運んでしまう人も多数!

スタッフもみな袴田オーナーから、もっと本質的な犬のことを学びたいという気持ちで入門したメンバーばかりです。

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www.black-stream.com