熱中症だけじゃない!気をつけたい愛犬の夏バテ対策
夏本番となってきますと愛犬のちょっとした体調不良のご報告をよくいただきます。
犬にも夏バテのようなことが起きるので、日ごろの体調管理には少し気をつけてあげる必要があります。
今回は、熱中症対策とはまた違った視点で特に夏に気をつけたい3つのことについてお伝えします。
エアコンの効いた部屋での寒暖差に注意
近年日本全国で真夏日が増え、熱中症対策のためにエアコンをかけることが当たり前ですので、室内外の愛犬たちも快適に過ごしていることと思います。
ここで気をつけていただきたいのが冷えたお部屋からお散歩に出かける時の寒暖差。
これが意外にも慢性的に体力が消耗してしまいがちです。
体がすっかり冷え切るような長時間の冷やし過ぎに気をつけることや、散歩の時間を涼しい時間にずらすなどしてなるべく負担が少なくなるように心がけましょう。
よくお腹を壊す意外な原因
夏の時期によくお腹を壊すというお声もよく聞きます。
よく話を聞いてみると、フードを冷蔵庫で保管している方がたまにいらっしゃいます。
常温保管にしてもらって様子を見ると改善したことから、どうやらいつも冷えたフードを食べさせていたためお腹を壊してしまっていたようです。
冷蔵庫の機種によっては結露が発生しやすく、フードが湿気てしまい風味が落ちるだけでなくカビの原因になることもあります。
フードは直射日光に当たらない涼しいところで常温で保管するようにしてください。
フードの保管についてはこちらもぜひ
少しウンチが緩い程度でしたら、胃腸も疲れ気味で消化不良気味であることが考えられますので、食事量を少し減らすなどして様子を見ましょう。
本格的に下痢をしてしまった時には、食事は1回抜いてお腹を休ませましょう。
脱水症状にならないように水分はしっかり摂る必要がありますので、もしあまり水を飲みたがらない場合は葛を溶いたものを食べさせるとおなかへの負担もなく水分を補給することができます。
食欲が落ちて心配
これもとてもよくあるご相談です。
人間と同じく犬も夏の暑い時期は食が細くなることがよくありますが、ぐったりしていたり体調が悪そうでなければ問題ありません。
エネルギー消費を抑えるために消化吸収のためのエネルギーを少し低くして体調を整えようとしていることも考えられますので、なるべく消化の良い食事を心がけるとよいです。
一年中同じ量を食べるとは限りませんので、時期や年齢、運動量や体調によって食欲や体型にどのような変化があるかをよく観察し、ちょうどいい量を変化させる必要があります。
また、夏は食べ残しが傷みやすいです。
涼しくなったら食べるだろうといつまでも出しておかないようにして、涼しい時間に食事の時間をずらしてあげるようにしましょう。
飼い主さんと共に元気な夏を!
愛犬の夏バテ対策は私たち人間にも応用できることが多くあります。
お互いに元気に夏を楽しめるといいですね!
水分摂取量を増やせる「手作りごはん」も夏はおすすめです!