犬には人間の食べ物をあげちゃダメ?ウソ?ホント?
こんな話を聞いた事ありませんか?
「犬には人間の食べ物を食べさせちゃいけません。
犬の健康のためにつくられたドッグフードだけを与えましょう」
さて、実際のところはどうなんでしょうか?
犬に人間の食べ物はOK?ズバリ答えます
実は、人間の食べ物を与えちゃいけないわけではないんです。
厳密には『人間用に味付けされている食べ物は与えるのはやめましょう』という意味です。
犬たちは人間ほどは塩分を多く必要としませんし、お砂糖がたっぷり使われているものも必要ありません。
そのため、毎日人間向けに味付けしてあるものばかり食べていると、塩分・糖分過多になってしまうこともあるので気をつけましょうということであって、人間と同じものを食べたら絶対ダメというものではありません。
本当に犬に塩分はダメなの?
人間のものをあげちゃダメという理由として、よく言われているのが塩分は犬の体に良くないという話。
犬はもともとは獲物を捕食する動物ですが、動物の血液中の塩分濃度って1%弱くらいと言われています。
およそ100ccの水に対して1g(小さじ1/5)の塩を入れた濃度というと、それなりにしょっぱさ感じます。
そう考えると、肉食獣の彼らにとって多少の塩分に対応できないということはありませんし、その分水分を補給することで薄められます。
人間の食事は、カリカリのドッグフードに比べてずっと水分量が多いものが多いので、体の対応範囲内で処理されます。
超小型犬がよほど塩辛い物を大量摂取しちゃった・・・という事件でもなければ、人間の食事を食べたら即・健康被害!っていうものではありません。
手作りごはんにはこんな利点が!
「犬にはドッグフードが当たり前」という人もいますが、人間が食べるとの同じ安全基準の食材を使って愛犬用に手作りごはんを作ってあげている人もいます。
栄養のバランスは大丈夫なのかと心配してしまいがちですが、基本のコツを押さえていれば、体は柔軟に対応しますので問題ありません。
むしろカリカリのドッグフードに比べて水分摂取量も格段に増えるため、排泄機能がスムーズになる傾向があるようで、毛艶、皮膚トラブル、目やになどがキレイになった!という報告もたくさん聞きます。
BSKでも、手作りごはんを食べさせているという飼い主さんがたくさんいらっしゃいますし、BSKフードに野菜などをトッピングして与えている人もいます。
こうすることで、水分摂取量が増えて循環がスムーズになり、様々な不調に効果が出ている子もいます。
また、満足度を維持しながらフードの量をへらすこともできるので、肥満対策にもおすすめです。
何でも食べられる子に育つのが一番!
人が食事をしながら食べているものを犬に与えるのはお行儀的に問題があったり、人の食べ物に味をしめて味付きのものしか食べなくなりフードは一切見向きもしなくなったり、そんな風になってしまっては本末転倒です。
でも例えば、もしもの病気の時。
食事制限があったとき、なんでも食べる好き嫌いのない子はそれだけ選択肢が広がり、病中病後のケアもスムーズになります。
そういう意味では、なんでも食べられる子であるというのは、一番理想的ではないかと思います。
なので、人間のものは一切ダメとか、フードはダメとか、どちらかに決めつけなくていいのではと考えます。
BSKではドッグフードを利用したい人には最高品質のフードを、トッピングや手作りごはんを楽しみたい人には人間の食品レベルの基準で作られた安心の食材を提供し、バラエティ豊かな食事を楽しめるようにしています。
健康作りにおいて食事は大きな割合を占めますし、愛犬にとってもなにより大きな関心事ですから、より安心でおいしいごはんのあり方を提案していきたいと思っています。