愛犬が変わるたった一つの方法

あなたが変われば愛犬が変わる。BSKが綴る「飼い主さん矯正マニュアル」

子犬を迎える前に・・・我が家を『モデルルーム並み』にしておく!

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子犬を迎えることになったら、必要な犬具類やフードを揃える準備につい気を取られてしまいますが、もう一つ必ずやっておきたいことが、「室内の環境整備」です。

「モデルルーム並み」というのは、一般家庭にありがちな生活感がなくなるくらい、無駄に物を置かないようにしておきましょうという意味です。

子犬は何でも噛んでいたずらするから、スリッパや靴、スマホ、リモコン、みんなかじられちゃったわ~とか、家具もボロボロにされちゃったわ、なんて話をよく聞きますが、それはいたずらできる環境だったから。

いたずらしないようにしつけるのではなく、いたずらするものがない環境にするくらいの気持ちで取り組むことを目指してください。

我が家(BSKスタッフ)では、徹底した環境整備をしていたので、物を壊されたことはありません!そのコツを今回はまとめてみました。

 

鉄則!手が届くところには物を置かない

人間の赤ちゃんがハイハイできるようになったら、手が届くところには物を置かないようにと言われますが、子犬も全く同じです。

普段の暮らしの中では何気なく物をその辺に置いてしまいがちですが、犬を迎えたらそれらは犬にとっての格好のオモチャになるばかりか、命をも奪う危険物にもなりかねません。

犬を迎えたなら、生活習慣をガラリと変える必要があります。

しかも、人間の赤ちゃん以上に噛むことをしたがるので、口に入れるだけでなく、破壊したり、欠片を飲み込んでしまったりしてしまう危険も高まります。

立ち上がって手が届く高さにあるものはすべてなくしておきましょう。

 

コツは子犬の目線になって片づけること

人間が立って見える視点と、四つ足の小さな子犬が見ているところはぜんぜん違います。

室内整備をする時には、自分も目線を低くして何が見えるかをチェックしながら、関心を持ちそうなものを排除するようにするのがコツです。

配線類、コンセント、植木類、リモコン、靴やスリッパ、書類、スマホ、化粧品類などが、犬目線になって視界に入らないかをチェックしてみましょう。

インテリアとして小物を飾ることが好きな場合は、むき出しのままではなく、ガラスキャビネットなどの中に飾るようにするようにレイアウトを変えることも検討してみてください。

 

ゴミ箱は蓋つき、数を最低限に

ゴミ漁りは、成犬になっても意外とやめられない遊びです。

食べ物の匂いがついた空き容器や生ゴミだけでなく、鼻をかんだ後のティッシュやただの紙やビニール袋でさえ、ちぎったり破壊したりすることは犬にとって魅力的な遊びだったりします。

誤飲を防ぐことはもちろんですが、帰宅したら家じゅうにゴミがぶちまけられているというのも、飼い主にとってなかなかハードな出来事です。

ゴミ漁りができないようにゴミ箱を置く場所やゴミ箱の形状を再考し、例えば、重い蓋のついたゴミ箱にするとか、カウンターと一体型になっている物など、簡単には開けられないものにすると安心です。

ゴミ箱の数も減らした方が管理がしやすいと思います。

 

スペースを制限することも視野に

場合によっては、犬は立ち入り禁止の部屋やスペースを設けることも必要かもしれません。

特に、キッチンは危険なものも多いので、出入りができないように柵を設けるなどしているご家庭は多いようです。

我が家の場合は先住猫がいたので、猫のトイレ砂をいたずらされないように、猫にはジャンプできて、犬には飛び越えられない高さの柵を設置して、猫のトイレスペースに入れないようにしました。

子犬を迎える前にいろんなシチュエーションを想定して、対策をしてから迎えるようにしましょう。

 

いたずら・誤飲対策には目を放さないのが一番

室内整備を十分すぎるほどしておくことはとても大事なことですが、一番の危険防止対策は何と言っても「子犬から目を離さない」ということです。

お母さんがまだ分別のつかない赤ん坊から目を放すことがないのと同じく、子犬も小さいうちは目を放さないのが鉄則です。

しっかり見ていられない時には、サークルに入れて安全を確保できる状態にしておくことも同時に徹底していました。

家に連れてきて数か月の間は、何か他の事をしながらなど目を放す可能性がある時にはサークルから出さないようにしていました。

目の届く範囲でフリーにして徐々に家に慣らしていくようにすると、どんなものに興味をもっていたずらをしたがるかもわかってきます。

片付けが行き届いていなかったところに気付く事ができます。

 

愛犬の悪戯も飼い主次第

綺麗に片づける&目を放さないことが徹底できていれば、大切なものを壊されてしまったということもありませんし、誤飲による開腹手術などを避けることもできます。

 

心身ともに健康なワンちゃんに育ててあげるためにも、徹底した室内環境整備をバッチリ済ませ、サークルの用意もした上で子犬を迎えてくださいね!

 

サークルだけじゃなくハウストレーニングも!