雨の日にオススメ!室内でできる楽しいゲームで愛犬のストレスを解消!
雨の日が続くと、愛犬家にとって悩みの種は『お散歩のタイミング』ですよね。
もし、お散歩時間がいつもよりも短めになってしまいがちで愛犬のストレスが気になるなぁと感じるようなら、室内で一緒に遊ぶことでストレスケアをすることができます。
今回は室内でできるとっておきの簡単な遊びをご紹介します。
散歩は愛犬の健康作りの基礎
まず、愛犬の健康にとってお散歩はとても大切な要素です。
運動という意味合いはもちろんのこと、外には匂いや景色、体に感じる触感、他の人や犬・動物など五感を刺激するものがたくさんあり、それらが心身を活性化することにも役立っています。
帰って来てから、濡れた毛を拭いたり汚れを落としたりもなかなか大変な作業ですが、本来なら、よほどの嵐でない限りは雨の日も欠かさず出かけるのが一番です。
とはいえ、実際には出勤時間前や帰宅後など限られた時間にお散歩をしている人も多くいらっしゃると思いますので、やんでいる時や小雨の時に出かけたいと思ってもなかなかそうもいかず、雨が続くとどうしてもお散歩タイムが短くなってしまう事もあるかもしれません。
お散歩タイムが短くなりがちな時のストレスケアのコツ
お散歩タイムが十分に取れない時には、ぜひ室内で遊ぶ時間を多めに、そして内容を濃く取ってあげるなどケアをしてあげてください。
室内では運動して走り回る遊びは限られてきますので、頭を使う遊びを取り入れてみてください。程よい疲労感が得られて満足度が高まりますよ。
頭を使う遊びとは?
最も手っ取り早いのは、基本のトレーニングのおさらいです。
スワレやフセなどをランダムに繰り返したり、少し離れたところから指示を出す練習をしたり、いつもよりも「ちょっとだけチャレンジ」できるような内容にして、できたら良く褒めてあげるというコミュニケーションを心がけるようにすると、一緒に遊んだ!という気分が盛り上がるようです。
何か新しいことを教えることにチャレンジするのもおすすめです。
例えば、いつもは「スワレ」や「来い」は向かい合わせでしているなら、飼い主の左横に座るように練習をしてみるとか、すでにできることをベースにした少し上級レベルに挑戦するのもいいかもしれません。
一緒に遊べる宝探しゲーム
基本のトレーニングの他に、室内でできる遊びの要素を取り入れたゲームをご紹介します。
【宝探しゲーム その1】
用意するもの バスタオルなど大きめの布・お気に入りのオモチャ
①愛犬をスワレかフセで待たせます。
②おもちゃを床に置き、その上にバスタオルをかけておもちゃを隠します。
③よし!の合図で、バスタオルの下のおもちゃを探させます。
④探したら持ってこさせ飼い主さんが受け取ります
⑤持ってくるまでできたら良く褒めてあげてください
基本は①~⑤までの一連の流れです。
でも、最初は②と③だけから始めて、おもちゃが探せたら褒めてあげます。
これを数回繰り返してバスタオルの下から探すと楽しくてさらに飼い主さんに褒められるという流れが愛犬に理解できたようだなと感じたら、次のステップでは①や⑤も組み込んでいくようにして基本の流れが全部できるようになるまで取り組んでいきます。
1日で全部進めなくても構わず、数日かけて全工程が通しでできるようにしてみてください。
待ての時間・持ってくる距離は、必ず段階を経て少しずつ長くしていくのがコツです。
オモチャをバスタオルの下に置いただけの遊びですが、なかなかオモチャが出てこなくて、必死になって鼻でかき分けたり前足で掘ったりして、すごく盛り上がるんです。
やっとおもちゃにたどり着いた時の達成感が、見ているとなかなか可愛いので是非やってみてくださいね。
【宝探しゲーム その2】
今度は室内のどこかに隠したおもちゃを持ってくるゲームです。
①スワレ・フセで待たせます
②待っている間に室内のどこかにおもちゃを置いてきます
③座っているところに戻り、よしの合図で探しに行かせます
④探して持ってきたら良く褒めてあげます。
最初はルールを教えるためにも、同じ室内のちょっとだけ視界に入らないところなど、わかりやすいところにおいてあげるところから始めるといいです。
ルールがわかってきたら、いくつかの場所に置いたふりをするなどして、複数の場所を確認しないと見つからないように、少しずつ難易度を高めていきます。
最終的には座っている愛犬からは見えない違う部屋に置くところまでやると、頭と体を使ってかなり楽しめます。
犬にとって「探す」という行為は本能を刺激することなので、ものすごくストレス発散になり、頭も活性化し、楽しい遊びになります。
宝探しゲームは基本のトレーニングの応用
手順を読んでおわかりのとおり、宝探しゲームにはスワレやフセなどの基本のトレーニングや探せやもってこいなどが盛り込まれています。
こうした基本の動作は、しつけ教室など「習う時間」だけ上手にできればよいのではなく、暮らしの中でうまく使いこなさなければ意味がありません。
日常的なルールとして取り入れたり、こうしたゲームの中で応用したりしてどんどん使えるものにしていくことが大切です。
愛犬がどれだけお利口かは、実は飼い主さんの活用力・応用力によって大きな差が出るように思います。
発想豊かに「愛犬にこんなことを教えてみよう」と思える人が、愛犬の持つ潜在能力をどんどん引きだす事ができるのだと思います。