一番最優先すべき愛犬のしつけは『来い』。 その理由と正しい教え方決定版
「おすわり!お手!おかわり!おあずけ!」
一昔前なら、どの家庭でも、 犬にはこういうことを教えるみたいな感じがありましたね。
今では、飼い主さんと一緒に通うしつけ教室があったりするので、もう少しトレーニングの要素が加わり、 人と暮らすのに役立てるための基本動作として「すわれ」「ふせ」「待て」「来い」「ついて歩く」などを練習すると思います。
さて、この中で最も重要で、絶対に完璧にしておきたいのはどれでしょうか?
何はともあれ 一番最初に教えて、絶対にできるようになっておきたいのは・・・
「来い」です!
あなたの愛犬は「来い」ができますか?
「なぁんだ、うちの子は呼んだら来るなんて当たり前にできるわ」 と思った人もたくさんいると思いますが、
例えば、 なにかおもちゃに夢中になっているとき、 ドッグランでフリーにしているとき、 他の犬と遊んでいるとき、 とにかく何をしていようが、 飼い主が呼んだらすぐに来る。 できれば左横に座るくらいができるようになっておきたいものです。
それができて「来い」ができると言えるとしたら どうでしょう?
そうなるとできているとは言えないかも・・・って思う人もいるのではないでしょうか?
基本中の基本でありながら難易度が高い「来い」
ドッグランなどでは愛犬を呼び戻そうと 大声で何度も叫んでいる飼い主さんを多く見かけることからも、 できない犬が相当数いると思われます。
フリーにする機会がない場合は気付かないかもしれませんが 犬だって何かほかのことに夢中になってしまうことって あるんですよね。
でも、来いというのは、 万が一危険にさらされた時に最も愛犬を守ることになる とても大切な基本のしつけなのです。
「来い」ができてよかった!冷や汗ものの体験
実は私(BSKブログ管理人) は散歩中にリードがちぎれるというハプニングが起きたことがあるんです。
公園の中に入ったので、それまでピッタリ横をつけて歩かせていたのを少しゆるくして、草の匂いを嗅いだりできるようにしていました。
匂いを嗅ごうとして少しリードに力がかかって、その拍子にブチッと・・・
切れることなどないはずのリード。
想定外の出来事にびっくりしてフリーズしてしまって「え??????」と一瞬固まってしまい、我に返った時には、愛犬はリードに切れたことに気付かずにそのままいつもの道を匂いを嗅いで数メートル先を歩いていました。
とっさに「来い!(かなり殺気立った本気モードで)」呼び戻したら、すたすたと戻ってきて、横について座るように合図したところちゃんと座ったので無事確保できました。
帰りは、持ち手の輪っかにひも部分を通して、簡易チョークカラーにして家まですぐに引き返し、事なきを得ました。
この時ほど、いつもの練習の成果が出たと思ったことはないくらい、本当にやっててよかったぁ~と心底思った出来事でした。
もし、これが公園に入る前の車の往来が多い狭い道路だったら・・・
その時、他のお散歩中の犬が前から歩いてきたとしたら・・・
無事に確保できていただろうか?
正直自信がないと思い、その後は猛練習しましたよ(笑)
こんなハプニングは、そうそう起こらないかもしれませんが、呼び戻しで危険を回避できる場面は実はたくさんあると思うのです。
一番最優先したいしつけ「来い」はこう教える!
ただ名前を呼んで来ることを教えるだけの「おいで」と、どんな時も呼ばれたら飼い主の元に戻り横について座る「来い」。
これは教え方が全然違います。
ぜひこれを読んでいるみなさんも、「何をしているよりも飼い主さんのそばが一番いい!たくさん褒めてもらえるし!」と思ってもらえるような飼い主さんになってもらいたいので、正しい「来い」の教え方をお伝えしますね!
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