少しの工夫でおいしさ長持ち!ドッグフード保存術まとめ≪ドライフード≫
これを読んだらこれがわかります!
- ドライフードの劣化はわかりづらい?!だからこそ気をつけたい!
- 基本編 ドライフードの保存・保管の3つのポイント
- やってしまいがちなNG保管方法・冷蔵庫
- 開封後は1カ月くらいが賞味期限
- おいしさ長持ち!フードを小分けして保存するコツ
- ポイント2 すぐに食べる分の保存
- フードの保存 お役立ちグッズ
- フードの購入場所選びは慎重に!
ドライフードの劣化はわかりづらい?!だからこそ気をつけたい!
変なにおいがする、色が変わっている、カビが生えているなど、ひと目でわかる明らかな異常ではなく、一見、目に見えてわかりづらいのがドライフードの劣化。
ドライフードの劣化については、焼き海苔をイメージしてみてください。
湿気てくるとパリパリ感がなくなってきたり、風味が落ちてきたり、色褪せしたりしてしまって、おいしくなくなってしまいますよね?
ドッグフードも同じで、封を開けると徐々に劣化が始まり、湿気や熱がこもる状態での保存は劣化を早めてしまいます。
また、動物性の脂肪分、揚げる時に使う油など油分が含まれているため、保存状態の悪いフードを与え続けることによって酸化した油が健康に悪影響を及ぼすこともあります。
保管場所、保管方法に気を付けて少しでもおいしさや安全性が長持ちするように気を付けてあげたいですね!
基本編 ドライフードの保存・保管の3つのポイント
開封1か月くらいで食べきる量ならそれほど神経質にならなくても大丈夫ですが、やはりより良い状態を保つためのコツを知っておいた方がいいですよね!
まずは次の3つのポイントは基本的な事ですが、意外となぁなぁになっていませんか?
あらためてチェックしてみましょう!
1.袋は密封して保管
フードの酸化を防ぎ、おいしさを長持ちさせるための一番の基本はやっぱり密封。
チャックのついた袋は、なるべく中の空気を抜いてしっかりチャックを閉じることを習慣化しましょう。
チャックがついていない場合は、袋止めクリップなどで封をして パッキンの付いた容器に入れておくのもオススメです。
2.直射日光を当てない
フードの保管場所は直射日光が当たらないところを選びましょう。
窓の近くだと、時間や季節によって日が当たってしまう場合もあるので注意。
直射日光だけでなく、電気の明かりが当たっているところも長期の保存には向いていません。
温度・湿度の低い場所に保管
カリカリのドライフードがなぜ長持ちするかというと、水分含有量が少ないことが挙げられます。
湿気は細菌が繁殖するのに好都合なのでフードの痛みの大敵です!
湿気や熱がこもる場所は保管場所に選ばないように注意しましょう。
できれば風通しが良く、日の当たらない涼しい部屋に置くのが好ましいです。
やってしまいがちなNG保管方法・冷蔵庫
冷暗所というと、思いつく人が意外と多いのが冷蔵庫。
特に夏場にドライフードを冷蔵庫に入れて保管している人がいるようですが、実はそれはNG!
フードを保管している袋や容器を冷蔵庫から出し入れする時の温度差で、容器内が結露を起こしてしまい、湿気てしまったり、最悪な場合はカビが発生してしまう事もあります。
冷え過ぎたフードを食べ続けることでお腹を壊してしまう子もいます。
ドライフードは温度差が少ない部屋での常温保管にしましょう。
開封後は1カ月くらいが賞味期限
大きな袋で購入した方が割安になるからと購入したはいいけれど、良い状態で保管できずに劣化させてしまうのはもったいないですし、健康にもよくありません。
基本的には、開封後は一ヶ月くらいで食べきるようにしたいので、フードを購入するときには愛犬の食事量に合ったサイズを購入するのが理想的です。
おいしさ長持ち!フードを小分けして保存するコツ
フードはできるだけ鮮度の高いものを与えるに越したことはありませんので、開封してから1カ月で食べきれない量を購入することはお勧めしません。
大袋のまま毎回開け閉めする使い方だと、どうしても酸化、湿気などの影響を受けやすくなり鮮度が落ちてきます。
とはいえ、お気に入りのフードが多めの量からしか販売していない場合などもあり、小型犬の飼い主さんは困ってしまう事もあるようです。
正直言って少しでも節約したいから、割安の大袋で購入したいという人もいると思います。
フード好き嫌いが多い子は劣化にとても敏感なので大袋で購入すると次第に鮮度が落ちて食べなくなる場合もあるようです。
そこで、少しでも長くフードの鮮度を保つための小分け保存のコツについて、飼い主さんたちの実例を調べてみました。
鮮度を保つ小分けのポイント
- 空気に触れる時間・回数を減らす
- 封を開けたら、すぐに小分け作業をする
- 温度や湿度が低い場所で管理
どのくらいに小分けをするかは、飼い主さんによって考え方はまちまちのようです。
1日分ごとに分けているという人もいれば、1週間分ずつ、半月ずつに小分けしているという方もいます。
ポイント1 すぐに使わない分の保管
ジッパー付きの袋などに入れて、なるべく中の空気を少ない状態にして密封!
袋を開けてすぐに小分けすれば、大袋のまま毎回開け閉めするよりずっと風味が保たれます。
保存しておく分の密封については、1か月くらいで食べきれる量であればチャック式のビニール袋(ジップロックなど)に小分けして、乾燥剤を入れて密封という方法でも十分効果があります。
中には本格的な真空用シーラーを使っている方や、手動の密封パック、脱酸素剤などを活用するなど工夫している方もいらっしゃるようです。
小分けしたフードは、密閉度が高く光を通さないフードストッカーやコンテナなどに入れて、酸化、湿気、虫の繁殖を防ぎ、高温多湿にならない場所で保管するとよいです。
ポイント2 すぐに食べる分の保存
比較的すぐに食べる分についても、しっかり封をしておくことが劣化を防ぐポイントです。
パッキンの付いた密封容器に入れ替える方も多いと思いますが、その場合は容器を清潔に保つことも忘れずに!
フードのカスが溜まって油が酸化したり、害虫が発生したりすることがないように定期的に洗い、よく乾かしてからフードを入れるようにしてくださいね。
ポイント3 購入した時の袋はどうしてる?
商品不良やリコールなど問題があった場合に問合せできるように、念のため購入した時の外袋は食べきるまで保管してあるという飼い主さんもいらっしゃいました。
これは見習いたいところですね。
フードの保存 お役立ちグッズ
あいにくフード保存グッズはBSKでは販売していないので、フードの保存に便利そうなものをいろいろと調べてみました。
ペットショップなどで探すのもいいですが、楽天市場など大型ショッピングサイトなどでも手に入るようです。
※これらの情報はあくまで自己責任の元で使いやすいものをお探しするためのヒントであり、BSKからのおすすめ商品というわけではありません。
掲載の製品はBSKマーケットとは関係ありませんので、予めご承知おきください。
各種袋止めクリップ
普段開け閉めするフード袋を密封しておくのに重宝しそうな袋止めクリップ。
「袋止めクリップ」で検索するといろんなタイプがありました。
真空パック機
フードストック用としてよく利用されている「真空パックん」は、本格的な真空パックができる本体タイプの他にコードレスタイプなど、用途や予算によって選べるようです。
もう少し手軽なもので言うと、手動ポンプで空気を抜いて真空パックを作れるようなものもあります。「真空フードポンプ」で検索すると情報が得られます。
手動タイプは魅力的な価格ではありますが、専用パック袋の初期不良でうまくいくときといかない時があるというレビューも見られました。
フードストッカー、ドッグフードコンテナ
定番のドッグフード専用に作られているもの以外にも、米や乾物用のものだと、密閉度が高くドッグフードの保存にもよさそうです。
乾燥剤 脱酸素剤
お菓子や乾物に入っているものを再利用してもいいですが、ない場合は購入することもできます。
食品用乾燥剤、脱酸素剤などで検索すると、フードの保存にも使えるものが見つけられました。
ちなみに脱酸素剤と乾燥剤は種類や用途、使用方法が違いますので、用途に合わせて使うようにしたほうがよいとのこと。ちなみにこのふたつの併用は種類によって効果が薄れてしまう場合があるようです。
フードの購入場所選びは慎重に!
獣医さんに聞いた話によると、ホームセンターなどで販売している安価なものの中には、店舗に陳列される前の屋外の倉庫で高温多湿で保管されている場合があり、賞味期限内でも酸化が進んでしまっていることもあるそうです。
見た目はまったく変化がなくとも、知らずに与えてしまう事で下痢や皮膚病が続いたりしてしまうこともあるのだとか!
私たち飼い主がいくら気を付けて保存しておいしいままで与えようと工夫しても、そもそも劣化しかけた商品を購入してしまったのでは元も子もないので、信頼のおけるところで購入するということも必要だなと思いました。
以上、おいしいドッグフードを食べさせてあげるためのフードの保存について、あらためて考えてみる機会になればと思ってまとめてみました。
愛犬の健康のために役立つ情報になれば幸いです。
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