愛犬が変わるたった一つの方法

あなたが変われば愛犬が変わる。BSKが綴る「飼い主さん矯正マニュアル」

愛犬の悩み解決法 こころ編①「この子のために」という想いを捨ててしまおう

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愛犬のしつけがうまく行かない、ドッグフードを想うように食べてくれない・・・

BSKブログでは、いわゆるテクニック的な犬育てのコツをいつもはお伝えしていますが、もう一つとても大切なことがあります。

それは飼い主さんの「気持ち」です。

「気」というのは日本人にとっては比較的なじみのあることです。

でも目には見えない感覚的な事なので、言葉で伝えることは難しいのですが少しでも皆さんに伝わるように書いてみようと思います。

 

今回は「フードを食べない悩み」の例を挙げながらお伝えしますが、これはどんなお悩みにも共通することなので、あなたの悩みを当てはめて応用してみてくださいね。

 

実は私自身も以前はフードを食べない悩みを抱える一員だったので、その心理、悩みの深さ、真剣度、言い分もよーくわかります。それを踏まえてお話していることを念頭に読んでください。

 

大問題なんです!フードを食べない悩み

愛犬の肥満に気をつけているような飼い主さんにとって信じられない話かもしれませんが、愛犬の食べムラにお悩みの方はわりと多いです。

悩んでいる人たちは「トッピングなしでもドッグフードを食べられるようになってほしい」「しっかり規則正しく食べるようになってほしい」と願い、それがこの子のためだと信じています。

 

食いつきのいいドッグフードをいろいろ試してみたり、食べなかったらすぐ食器を下げてメリハリをつけるようにしたり、良いと言われることをいろいろ試してはいるものの、なかなか思うような結果につながらず、食事の度に一喜一憂する毎日です。

 

考えつく手段はすべて試して出尽くしたのに解決の糸口すらつかめないとなると不安も募ります。

甘やかし過ぎたのだろうかと自分を責め、精神的に追い詰められている飼い主さんもいます。「もうこの子を手放した方がよいのだろうかと頭をよぎるんです・・・」と相談されたこともありました。

 

でも、不思議なことにほとんど場合、健康診断では異常がなく体重も標準だと言うのです。それでも、この子の健康のために、今後のことを考えて、もしもの時を思うと、どうにかしてあげなくてはならないと思い詰めて悩んでいる人がとてもたくさんいるのです。

 

自分の理想に疑問を抱けますか?

唐突ではありますが、そういう場合は思い切って「この子のために」っていう想いを全部一度手放してみてください。

とはいえ、そう簡単なことではありませんが、実は「この子のために何かしてあげなくては」という想いが曲者で、悩みの元なのです。

 

大切な相手であればあるほど、自分が守り、手助けして、相手をよく変えてあげなければと必要以上に力が入ってしまいませんか?

そんな時って「それができなければ幸せになれない、楽しめない、健康でいられない」ような気がしてしまい、考え方も少し極端に傾きがちになってしまうのです。

 

人間には強い思い入れによって視野が狭くなってしまう事が誰にでもあります。

目指す理想以外にも無数にあるはずの可能性や幸せが見えにくくなったり、違う方法やアドバイスに抵抗を感じて受け入れられなかったり、自分の考えを正当化するためにそれ以外のものを非難する気持ちが湧いたりしてしまうのです。

 

だから物事がうまく進まないと思った時には、逆に力んで握りしめた手のひらをふわっと広げるように力を抜いてみる。

すると、ぎゅっとつぶって見えなかっただけですぐ近くにあった解決の糸口をつかむことができて、まるで急に風通しがよくなったかのように停滞していた物事が進むようになってきたりするんですね。

 

 

この記事には続きがあります

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